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佐甲 博之; 上野 彰; 大川 智宏*; 近藤 恭弘; 森下 卓俊; 池上 雅紀*; 秋川 藤志*
Proceedings of 24th International Linear Accelerator Conference (LINAC 2008) (CD-ROM), p.260 - 262, 2009/00
J-PARCリニアックでの設計陽子ビームは大強度であるため、横方向の精密なビーム制御はビームロスを抑制するために非常に重要である。本論文では横マッチングと軌道補正の結果について報告する。ビーム電流5mAと30mAにおいて、非常によいマッチング性能(ミスマッチファクター5%以下)を達成した。また軌道補正により、リニアック全体で、水平・垂直方向ともに軌道変位1mm以内を達成した。
上野 彰
Proceedings of 24th International Linear Accelerator Conference (LINAC 2008) (CD-ROM), p.343 - 347, 2009/00
J-PARC linacは、設計エネルギー及び第一期のピーク電流までの加速に成功した。本論文では、J-PARC linacで採用された以下の独創的方法と装置の特徴について説明及び結果報告を行う。磁場集束式低エネルギービーム輸送系を使用した表面生成が主たるCsを使用しないHイオン源,J-PARC 30mA-RFQの設計と関連したマクロパルス形成方法,安定なワンショット運転方法,装置保護のためのビーム停止方法,RFQの運転パラメータと関連したRF-chopperシステム,下流のJ-PARC RCSへの一周入射,TRACE3DのPMQエレメント近似を使用した横方向運動の整合,高デューティ運転可能な小型DTQのコイル,DTL及びSDTLの高純度厚膜メッキ用PR電鋳,1台のクライストロンで電力供給を行うSDTL 2空洞の挙動。
長谷川 和男; 浅野 博之; 千代 悦司; 堀 利彦; 伊藤 崇; 小林 鉄也; 近藤 恭弘; 滑川 裕矢; 小栗 英知; 大越 清紀; et al.
Proceedings of 24th International Linear Accelerator Conference (LINAC 2008) (CD-ROM), p.55 - 57, 2009/00
J-PARCリニアックは2006年11月にビームコミッショニングを開始し、2007年1月には所定のエネルギーである181MeVの加速に成功した。その後、リニアックは後段の3GeVシンクロトロンのビームコミッショニングのためのビームを供給し、さらに下流の50GeVシンクロトロンや中性子ターゲットのコミッショニングにもビームが用いられた。イオン源はセシウム不使用の負水素イオン源であり、安定なビームを供給し運転時間は3,000時間を越えた。高周波源としては20台の324MHzクライストロンを使用し、平均で6000時間以上、大きなトラブルなく運転を実証した。ここでは、こうしたJ-PARCリニアックの運転経験について報告する。
小林 鉄也; 千代 悦司; 鈴木 浩幸; 穴見 昌三*; Fang, Z.*; 道園 真一郎*; 山口 誠哉*
Proceedings of 24th International Linear Accelerator Conference (LINAC 2008) (CD-ROM), p.1054 - 1056, 2009/00
J-PARCリニアックのLLRFでは、ビーム負荷補償のためのフィードフォーワード(FF)制御パラメータをパルスごとに(繰り返し25Hz又は50Hz)で切り替わる機能を新たに追加した。本システムでは加速電界制御のためFPGAを用いたデジタルフィードバック(FB)制御を行い、またビームローディングに対してはマクロビームパルス立ち上がりはFB制御だけでは追いつかないためFF制御を組合せている。ここでFF制御の位相・振幅はビーム電流に対して最適に設定することが重要である。一方J-PARCでは、リニアック後段の3GeVリングが「物質・生命科学実験施設」及び50GeVリングのどちらにビームを振り分けるかによって、リニアックのビーム電流(正確には中間パルスのデューティ)が変わるため、それぞれのビームの振り分けごとにFFの位相・振幅が切り替わる必要がある。そこでJ-PARCのタイミングシステムを利用し、別途入力するゲート幅に対応したプリセット値で切り換わる仕組みをFPGAプログラムに追加した。
Fang, Z.*; 穴見 昌三*; 道園 真一郎*; 山口 誠哉*; 小林 鉄也; 鈴木 浩幸
Proceedings of 24th International Linear Accelerator Conference (LINAC 2008) (CD-ROM), p.1039 - 1041, 2009/00
J-PARCリニアックでは、1つのクライストロンで2台の加速空洞に電力を供給する。加速電界の振幅,位相はFPGAを用いたデジタルフィードバック制御システムによりコントロールされる。ビームローディンなしで振幅,位相それぞれ0.1% and 0.1度の安定性で、またビームローディングがあっても、それぞれ0.3% and 0.2度の安定性を達成している。また空洞共振周波数(チューナ)も本システムのDSPによって自動制御され、離調度1度以内で正常に制御されている。またRFパルス波形の減衰から、空洞離調度及びQ値を計算し、運転中リアルタイムでそれらをPLC制御パネルに表示できるようにした。
吉川 博; 鈴木 隆洋; 榊 泰直; 伊藤 雄一; 加藤 裕子; 川瀬 雅人; 佐甲 博之; Shen, G.; 高橋 博樹; 福田 真平; et al.
Proceedings of 24th International Linear Accelerator Conference (LINAC 2008) (CD-ROM), p.52 - 54, 2009/00
J-PARCのLINACは2006年11月から順調に稼働し、2007年1月に所期性能を達成した。その後後段のRCSにビーム供給を開始し、非常に安定な運転を続けている。ここではLINACの制御系について、初期の設計と実際に実現された性能の比較評価を示す。そして大出力化に向けた第二段階に入りビームロスの極小化とLINAC全体としての応答解析やシステム同定を必要とされる時期にきた、高精度制御の開発段階開始の状況を報告する。